個人事業主、つまり、フリーランスは会社で務めている時よりも収入や役割に大きな違いがあります。その理由について見ていきます。まず、会社員は会社など組織全体に貢献して、自分や仲間などの個々に貢献するのがフリーランスの役割です。どちらも一長一短で、フリーランスから起業して、会社員になったり、またフリーランスになったりと、色々な道があります。例えば、会社員の場合、どれほど貢献しても、その売上は会社のものであり、社員には、費用や会社の利益などを差し引いた分が給与という形で報酬が手に入ります。一般的な企業では、仕事のできる人もあまりできない人も、給与面ではそれほど差がありません。
しかし、フリーランスであれば、売り上げ全てが報酬に関わってきます。そしてそれに見合ったスキル、開発やコミュニケーション能力が必要でありその習得には長い実務能力と自己啓発が必要です。そして、自分にかかる責任が違います。会社員だと仮にミスがあった場合でも会社が責任を取ってくれます。しかし、フリーランスの場合は最初から全てが自己責任です。クレームや、税金や報酬などの金銭関連も、基本的に自分が責任をもって対応しなくてはいけません。そのため、営業や、契約を結ぶための交渉、確定申告など、会社員ではあまり関係がない業務も、すべて自分でこなさなければなりません。エンジニア業務外の勉強も必要であり、仕事の量も当然増えてきます。ただ、近頃はそういった役割を代行してくれるところもあるので慣れていない人、やりたくない人はそこに任せるのもありです。